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American Aces of World War 2
Biplane Fighter Aces from the Second World War(英語)
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JG109(模型サイト.WW2メイン)
「MURAJIの戯れ言so-net blog版」◆(2010-03-31)世界の傑作機No138 WWUヤコブレフ戦闘機 [購入本]
Restoration of Spitfire Mk.VB BL628(復元機,英語)
「Togetter」◆(2011/02/26)漫画家・松田未来氏,WW2戦闘機のコクピット視界について
「いろいろクドい話」:エアコブラの何処が気に入ったのか
「帰ってきた真実日記?」:護衛戦闘機は役に立ったか?
「週刊オブイェクト」◆(2011年05月06日)世界の傑作機No.143ラヴォチキン戦闘機にて訂正と考察
「週刊オブイェクト」◆(2010年06月19日)リディア・リトヴァクはソ連邦英雄でありロシア連邦英雄ではない
「週刊オブイェクト」◆(2010年06月25日)リディア・リトヴァク英雄称号誤記載問題は全て解決
「そっと××」:(2010-01-24)女性エース・リトヴァク少尉は「白ユリ」か「白バラ」か
「御神楽」■(2011-06-09)クロアチア空軍と航空兵団
『Mr.ブラウン 空の鮫』(ジヤン・ツムバッハ著,フジ出版社,1978.12)
読了.
ポーランド戦の後RAFでエースになって,戦後は密輸業者を経て,アフリカへ雄飛を企てたりする盛りだくさんな内容.
中盤はビジネス中心で,ちょっと肩透かしを食ったけど,ナイジェリア駆逐艦にドラム缶爆弾を投下したりと,戦闘シーンの見所もけっこうあって面白い.
カタンガやビアフラの内情だの,RAFのポーランド人パイロットの戦いぶりに,興味ない人でも小説みたいに読めるから,図書館にあったら読んでみて欲しい.-------------軍事板,2012/01/24(火)
『キラーと呼ばれた男 オーストラリア人エースパイロットの栄光と挫折』(クリステン・アレキサンダー著,津雲,2011.9)
第2次世界大戦でオーストラリア空軍のトップエースとなった,クライブ・R・コールドウェルの評伝.
著者はオーストラリア軍事歴史協会のメンバーで,何と女性.
彼女は,第2次大戦中にコールドウェルが出した自筆の手紙を入手した事から,彼との縁が出来,
彼の奥さんが託した膨大な資料から,コールドウェルと言う人の生き様を描いており,その描写は頗る丁寧.
軍歴の最初,つまり,空軍入隊から中東戦線で頭角を現すまで,そして,太平洋戦線に転じ,更に撃墜記録を重ねるも,次第にパイロットと言う天職から引き離され,部隊の指揮官として,不本意ながら軍法会議に掛けられるまでを,丹念に追っている. 400ページ近い本で,実に読み応えがありそうで,パラッと見た限りに於いては,おか� ��な訳は無さげ.
――――――眠い人 ◆gQikaJHtf2 : 軍事板,2011/09/03(土)
青文字:加筆改修部分
銀行員からスーパーエースになったコールドウェルについての空戦記,というより伝記ですね.
女性が書いて女性が翻訳,しかも訳者は軍事本は初めてという事で,専門用語は大丈夫か?と思ったのですが,久しぶりに「50口径12.7mm機関銃」に出会た.
この本の翻訳は,自然かつ緻密です. 内容は本人が書いたわけではなく記録,証言からの記述になります.
随所に語録が出てきますので,なかなか読める本です.
当時から相当な有名人だったようで,本人不在でも周辺事情は詳しいです.
アフリカではBf109と戦い,オーストラリアでは零戦と戦い,ガンカメラでは白煙を出す百式司偵が・・・
膨大な資料を駆使して書かれた本なのは,何十ページにも及ぶ参考資料欄からも分かるのですが,日本側記録はあっさりスルーされています.
本人が書いてないのはマイナスにならず,むしろ客観的視点になっていて好印象でした.
まだ前半までしか読んでいませんが.
-----------------軍事板,2011/11/28(月)
けっこう面白いよね,この本.
見越し射撃の訓練方法とか,マルセイユに射撃の腕前を誉められたりとか.
後半は後半なりに私は面白く読んだけど,おっしゃる通りでこの本,伝記であって戦記じゃないから,なんか延々と裁判(軍法会議)してたりとかで,戦記のつもりで手にとると,意外と空振り感を持つかも.
あと,巻末史料が充実しているのも特長.
飛行機の機種の説明� ��んかまで載ってるし.
グラディエイターの説明に,思わず吹いたわ.
-----------------軍事板,2011/11/28(月)
読了. 栄光と挫折という副題だが,挫折の部分はこういう事があったなんて全然知らなかった.
退屈がいけなかったんだろうか?
もう少し日本軍と遭遇する機会が多ければ,事件そのものも起こらなかったなんじゃないかと思ったり.
コールドウェルはスピットファイアに満足していなかったみたいだね.
生産国から遠いため,部品不足でエンジン不調,
4時間飛べば燃料切れになる,戦闘時に燃料消費すると帰れない,増槽の不足,機関砲はまるで信頼性がない,向かい風だと短い航続距離がさらに短くなって,未帰還機が出てしまう――などなど不満たらたら.
べた褒めP40に比べて,ずいぶん使いにくい機材だと思っていたのでは.
-----------------軍事板,2011/12/22(木)
『戦闘機』(レン・デイトン著)
バトル・オブ・ブリテンを客観的に書いています.
技術検証,人物検証も鋭い.
映画の「空軍大戦略」も,もちろん,何度も見ましたが.――――――すいか in 軍事板
『第二次大戦のフィンランド空軍エース』(カリ・ステンマン&カレヴィ・ケスキネン著,大日本絵画,2000.7)
『フィンランド空軍戦闘機隊』(イルマリ・ユーティライネン著,大日本絵画,1997.7)
『フィンランド空軍第24戦隊』(カリ・ステンマン&カレヴィ・ケスキネン著,大日本絵画,2005.3)
「ワレYouTube発見セリ」:America's First Jet Flight, October 1942
「ワレYouTube発見セリ」:Grumman F6F Hellcat vs. GM4 Betty
「ワレYouTube発見セリ」:Curtiss P-40 with the RAF, RNZAF and RAAF
「ワレYouTube発見セリ」:P-47s Germany 1945
「ワレYouTube発見セリ」:USAF: P-47 Fighter
「ワレYouTube発見セリ」:P-51 Mustang Historical overview
「ワレYouTube発見セリ」:The P-51 Mustang
「ワレYouTube発見セリ」:The P-51 Mustang
「ワレYouTube発見セリ」:Spitfire
「ワレYouTube発見セリ」:Spitfire and Hurricane Tribute
【質問】
WW2時代の戦闘機の性能を,実際の事象に基づいて比較してあるような資料はありますか?
あと,開発機のような書籍も教えてもらえるとありがたいです
【回答】
どのようなもんを想定してるのかいまひとつよくわからんが,とりあえず世界の傑作機シリーズを集め ,日本機については渡辺洋二の本(ほぼ全部が文春文庫にある)を読むといい.
開発機?が計画機試作機の意味なら,ドイツ機以外で現在入手できるものは多くない.
日本機・ドイツ機ならNF文庫に何冊かある.
ドイツ機はムック形式で多数出ているが玉石混淆.
立ち読みして判断すればいいから,余り問題はないけど.
あ,「一冊で全部比較」ってのも多数あるが,たいてい,いや全部が全部著者の個人的趣味の吐露に過ぎないので薦めない.
典型的な悪例として三野の「戦闘機対戦闘機」(たしかNF文庫にある)を挙げておく.
マニアのネタとしては必読本だけどな.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
第2次大戦のエース・パイロットって,世界中で何人くらいいるんですか?
【回答】
残念ながらすべてのエースの数を把握しているわけではありませんが,例えばアメリカでは,陸軍航空隊だけで大戦中に1300人以上のエースを輩出しています.
ドイツ空軍のエース,騎士十字章以上を叙勲した戦闘機パイロットは総数で566人だそうです.
また,フィンランド空軍は96名のエースを生んでいます.
日本陸海軍はヘンリー・サカイダの著書では,それぞれ百数十名が挙げられていますが,これらの多くは記録があいまいなので注意が必要です.
名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE in 軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
WW2アメリカ,ドイツ,イギリスの戦闘機は,与圧キャビン持ってたのでしょうが?
【回答】
英国の場合,Ju-86P/RとHs-130対策で,SpitfireもMk.VIとMk.VIIで与圧室を設けています.
しかし実用化された時点で,既にJu-86やHs-130は来なくなったので肩透かし.
そのエアフレームを利用したのが,MkIXでこれが大量生産されていたり.
このほかに,専用高々度戦闘機で開発されていたのが,Vickers432とWestland Welkin.
前者は不採用となり,後者が試作に勝って67機が量産されましたが,これまた,高々度爆撃機の悪夢は無くなったので量産は中止されています.
ソ連も同じく,Ju-86P/R対策でPetlyakovPe-2の原型であるVI-100を1938年に開発しています.
こちらは,排気タービンの不調でそれを外して,急降下爆撃機になりました.
ドイツはBf-190G-0〜G-3が与圧キャビン付き.
これも,生産が面倒くさいので,結局それを外して,量産に適した形にしたのがG-6.
イタリア,フランスの戦闘機は実用化されず.
米国はP-38の増加試作機の1機が与圧キャビンを付けて飛行しています.
これがXP-38Aで,続いて量産型B型,C型が計画されましたが,結局これらは試作のみで,実際の量産型はP-38Dで与圧キャビンは取り払� ��れました.
その後,同じくLockheedが試作でP-49を製作しますが,エンジンの問題で断念.
更に,これを元にP-58を開発しますが,重量増で試作すら断念.
Curtissの単発戦闘機P-62も与圧室付きで,生産が予定されましたが,Curtissの既存機種(P-47G)の量産を妨げないようにと,試作で打切りになりました.
眠い人◆gQikaJHtf2
青文字:加筆改修部分
【質問】
大戦中の戦闘機の照準機は光像式が主流ですよね?
でも,わざわざこんな複雑なシステムを使う理由はなんでしょう?
現用ジェット戦闘機のように色々なデータを表示するわけではなく,照準環を表示するだけですよね?(ジャイロ式は除く)
それなら,前面風防に照準環を描いておけばいいのでは?
電球の球切れもないし,視界の邪魔にもならないと思うのですが.
【回答】
全然わかってない.
照準器の役目は銃身がどっちを向いてるかを示すことだ.
銃身の根元(射手の側)と銃口のところに,何か印をつける.
その二つの印(つまり,照門と照星だけど)が重なって見える位置にいれば,そのとき,視線の向きと銃の向きは一致していることになる.
そこで,さらに照門と照星と目標が一致していれば,銃は目標を向いていることになる.
しかし,照門と照星を一致させるといっても,絶対に一致させるというわけには行かない.どうしても誤差が出る.
この誤差は照門と照星の間隔を広げることで減らすことができる.
レンズとか使って,照門と照星の間隔を光学的に見かけ上広くするのが,望遠鏡式の照準器.
ところで,銃の先に(銃 身と一緒の向きになるように)真っ直ぐな棒をつける.
そのまま棒をまっすぐ伸ばしていく.たとえば,100メートル先の目標を狙うなら,100メートルの長さの棒をつける.
そうしておけば,目標に棒の先が当たったところで,発射すれば,弾は絶対当たる(弾が真っ直ぐ飛べばだけど).
もちろん実際にそんなに長い棒を,真っ直ぐ,銃身に取り付けることはできない.
そこで光学装置を使う.レンズとか使って,真っ直ぐ前方,ずっと遠い位置(無限遠方も可)に印を映せば,それは,すごい長い棒をつけたのと同じことになる.
これが光像式照準器の原理.
【質問】
WWU当時,日本の陸海軍は毎年のように多数の新型機を投入していますが,ドイツやイギリスはメッサーシュミットやフォッケウルフ,スピットファイアやハリケーン等,ずっと同じ機種で戦い続けている印象があります.
メッサーやスピットの後継機が出現しなかった理由は何でしょうか?
逆に言えば,日本は陸軍機に限ったとしても,短期間に多種の戦闘機を投入しているのは何故でしょう?
零戦や一式戦はエンジン出力を補う為の突き詰めた設計なので,改修の余地が少なかったというのは解るのですが…
スピットやメッサーが,まるっきり別の機体と言えるくらいになるまでの改修に耐えることが出来たのは,基本設計が優秀だったからで,逆に技術力で劣る日本は毎回設計から練り� �まないと性能を絞り出せなかった,みたいな認識で良いんでしょうか?
【回答】
メッサーはMe 309やらMe 209 IIやら,後継機候補がダメすぎたので無理にでも改良発展させざるをえなかった,というべき.
Me-109などは本来は,G型でもう改修の限界に来ていました.
ハリケーンは後期型スピットやタイフーンに更新されてるし.
エンジン出力を増やす方法としては,気筒数を増やすことが挙げられます.
ですが増やすと重量,外形が大きくなり,機体側の大改修か新型機が必要となってしまいます.
液冷はV12以降,H24などは成功作が早期に登場せず,空冷復列18気筒化もドイツのBMW139やBMW802は失敗し,イギリスも投入したのは後半になってからです.
日米は空冷18気筒に比較的早く成功しています.
マーリンとDB601/605は燃料が良くなった分(プラス水メタ),出力が増えている程度で,気筒数を増 やした場合のような飛躍的な出力増大はないです.
日本の場合,気筒数を増やした新型エンジンの誉と栄の改良型を同時に開発できないのは,エンジン開発チームに余裕がないからです.
> 零戦や一式戦はエンジン出力を補う為の突き詰めた設計なので
> 改修の余地が少なかったというのは解るのですが…
航続力を無視してよければ,零戦の防弾はより充実したものとなるでしょうし,翼内タンクもぽいっと捨てられるので,より高速に適した抗力の低い翼型に出来ますね.
隼だって武装強化の方向が開けたでしょうね.
おお,まるっきり別の機体の出来上がりだ!(笑)
> スピットやメッサーがまるっきり別の機体と言えるくらいになるまでの改修に耐えることが出来たのは
> 基本設計が優秀だったからで,逆に技術力で劣る日本は
まるっきり別の機体になったわりには,航続力はずっとクソなままですね,どっちも.
大出力エンジンにあわせて新型を投入してきたのは米軍も同様ですが,つまりはそういうことです.
太平洋と言う広大な戦域で戦う日米は,いきおい航続力・運送性能・速度,その全てを高いレベルで満足させた機体を投入しないかぎり,相手に対する優位を確保できません.
旧型には限界があるのです,どうしたって.
基本設計の優劣なぞ,両者の最終型の航続力がいずれも疾風・ムスタングに及ばないと言うのを見れば分かるでしょう.
旧型はどう頑張ろうとも,総合性能で(マトモな)新型には勝てないのです.
日米双方,あるいはどちらかを意� ��的に貶したいヨーロピアンは無視してますけどね,航続力.
スピットやメッサーは航続力に目を瞑ってしまえば,日米の新型よりも優れているように見えるでしょうが,日米の新型が戦う空域まで「飛んでいけない」という,致命的な欠陥を抱えていると見ることもできるのです.
ifでしかありませんが,航続力と言う要素を無視してしまえば,日米の旧型機も少しは延命できたでしょうね.
置かれている戦略環境を無視して,瑣末な部分が劣っていた優れていたと論じるのはばかばかしいと思われます.
環境が違えば,導き出される最適解もまた異なるものとなるのです.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
大戦中,何故,イギリスやドイツは,日本やアメリカの様に航続距離の長い単発レシプロ戦闘機を開発しなかったのですか?
【回答】
長い航続距離を必要とするような土壌がなかったから.
あと,長距離援護戦闘機は,複戦に任せるつもりで居たから.
大陸の戦場は,飛行場から戦闘空域までの距離が短いから,わざわざ多量に燃料を積む必要がなかったわけ.あの航続距離で間に合ってたわけだ.極一部を除いて.
じゃあ,BOBはどうなの?って言う人が居るかもしれないけど,むしろBOBの方が例外的な戦場だと考えたほうがよいと思う.
なぜならBOBまでは,航続距離が短い点が問題にされたことはないし,その後の戦場でも,大して問題にされてないのだから.
逆に日本は,大陸奥地の敵拠点を爆撃する関係上,長距離援護戦闘機が必要であるという土壌があって,ゼロ戦を作った.
つまり,用兵思想の違いです.
ドイツ側から見れば,
「俺らのが短いんじゃなくて,日米の方の航続距離が長すぎるんだよ.ボケ!」
って感じなんでしょうね……
【質問】
双発戦闘機が実戦投入されたのは夜戦だけですか?
【回答】
日本の場合,B-29に護衛戦闘機がつくまでは,双発機も昼間の戦闘にしばしば投入されました.
護衛戦闘機がつくようになると損害が大きくなり,ほぼ夜間戦闘専用になりました.
ドイツの場合,大戦初期には機材を昼間戦闘と夜間戦闘で共用するというアイデアがありました.
昼間のパイロットの部隊と夜間のパイロットの部隊が同じ飛行機を交代で使えばいいんじゃない?というアイデアでしたが,整備の時間がとれないのと,1機の損失が昼間・夜間両方にとっての損失になるので ,すぐに取りやめになりました.
大戦末期には押し寄せる陸上兵力に対抗するため,夜間戦闘機も爆装して地上攻撃に投入されましたが,双発機の場合,高価な機材が激しく消耗するので,たいてい夜間専用に戻されました.
単発機の部隊はほとんど昼間戦闘部隊に改変されました.
従って,敵方に昼間戦闘機がついてなくて夜間戦闘機でも問題なく行動できる場合か,夜間戦闘機でもお構いなしに昼間戦闘に投入せざるを得ないせっぱつまった場合と言えるでしょう.
戦後は夜間戦闘機という区分が消滅して,後継者である「全天候戦闘機」は昼間にも普通に活動するようになりました.
軍事板
【質問】
日独は対爆撃機用の大口径搭載の戦闘機などを開発していますが,米英には似たようなコンセプトの戦闘機はありませんか?
【回答】
英国の場合は,旋回機銃塔のみの戦闘機と言うのでお茶を濁しています.
ですので,対爆撃機用の大口径機関砲搭載の戦闘機はありません.
対戦車用では,HurricaneMk.IIdが翼下に40mmを搭載していますが.
計画機でも精々20mm砲が精精で,変った所では,Boulton Paul P.62と言う双発戦闘機が,胴体背部の中央翼上に平べったい砲塔を搭載し,此処に20mm砲4門を搭載すると言う,例のDefiantやRocの親玉みたいなものがあるくらいです.
眠い人 ◆gQikaJHtf2 in 軍事板
青文字:加筆改修部分
米国では,P-39 エアラコブラが正にそう.
また,P-38 ライトニング も, P-47 サンダーボルト も,開発コンセプトとしては「高高度で戦略爆撃機を迎撃する」ことが主眼にされていた.
ターボチャージャーがついてるのはそのせい(P-39も元はそういう設計)
結果的にはどれも開発コンセプトとは違った用途に回されて活躍しているわけだが.
あと,試作だけど ベル YFM-1 エアラクーダ っていうゲテモノもある.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
イタリア,フランス,ソビエトそれぞれの「初のジェット戦闘機」は何ですか?
【回答】
ソ連の場合は,セミジェット機とでも言うべき,MiG-13(I-250)とSu-5が1945年に初飛行しています.
純ジェット機は,Yak-15が先に開発しました(Yak-3にJumo004を付けたもの)が,政治的事情で,初飛行は MiG-9と同時期になっています.
イタリアの場合は,アンブロシーニが製作したピストンエンジン練習機から発展したSagittario2が1956年に初飛行に成功しています.
フランスはSud-OuestがSO6020-01迎撃機を1945年から設計開始し,1948年に初飛行に成功しています.
ちなみに,日本初のジェット戦闘機は,1977年のF-1になるのではないか,と思います.
橘花は特攻機ですから.
眠い人 ◆gQikaJHtf2 in 軍事板
【質問】
敵国上空で撃墜され,脱出した戦闘機パイロットが,下にいる敵兵や民衆にブチ殺された例はありますか?
敵軍人ならともかく,空襲で家族を失い,怒り狂った民衆に刃物を持って追い回されたりしたら,拳銃一丁ではどうにもならず,国際法も話も通じずもう終わりなんてこともありえますか?
【回答】
ドイツ軍の対ソ連戦,いわゆる東部戦線では,ソ連側の戦線の後方に不時着した多数のドイツ軍パイロットがその後消息を絶っています.
捕虜になったものもいたかもしれませんが,その多くが地上で敵兵やパルチザンに惨殺されたであろうことは想像に難くありません.
一例を挙げると,188機のスコアを上げて柏葉騎士十字章を獲得したヨアヒム・キルシュナー大尉は,1943年12月17日に撃墜されてパラシュートで脱出しましたが,降り立ったクロアチア地方でパルチザンに捕われ,射殺されています.
日本では,本土防空戦で落下傘降下した戦闘機搭乗員が,住民に敵兵と思われて襲撃され,死亡するという事件がおきています.
これは昭和20年2月17日のことで,殺害されたのは横須賀空の山崎卓上飛曹です.
このため3月には,陸海軍共に味方識別のために飛行帽や右袖に日の丸を縫いつけることが通達されました.
名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE in 軍事板
青文字:加筆改修部分
最近の例では,いわゆる「ブラックホーク・ダウン事件」(モガディシュの戦闘)において,撃墜されたMH-60「ブラックホーク」ヘリのパイロットの一人が,ソマリア人の住民や民兵に殺害されている.
戦闘機じゃないけど.
【質問】
なぜ夜間戦闘機は昼間戦闘機よりも鈍重なのでしょうか?
【回答】
レーダー等の電子機器を搭載する必要があるし,爆撃機を墜すには大口径の機銃を何丁も積む必要があるので,その分,大型の機体が必要になる.
また,レーダーを搭載しているということはレーダー手が必要なので,最低でも複座になる.
だから夜間戦闘機は必然的に双発複座機が多くなり,単発単座が普通の昼間戦闘機と比べると鈍重になる.
ただ,夜間戦闘機は普通爆撃機だけを相手にするもので,夜間爆撃には護衛戦闘機が随伴してこないのが普通だから,運動性はあんまり重視されない.
F6Fヘルキャットの夜戦型とかFw190の夜戦型とか,単発単座の夜間戦闘機もあるけどね.